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司法試験直前対策

 

司法試験直前期

司法試験直前期
 
司法試験直前期の生活
司法試験直前期は、勉強はそこそこにして、生活のリズムを整え、規則正しい生活を送ることを心掛けたほうがいいです。

私は高校時代からずっと夜型の生活を送ってきましたが、論文試験の直前期だけは、生活リズムを(極端に早起きしたりはしませんが)朝型にしていました。

起床時間、食事の時間(コンビニ弁当だけでは体に良くないので、昼と夜は必ず学食で食べるようにしていました)、入浴時間、就寝時間も決めていました。
とにかく不摂生をしないこと。
疲れを覚えたら勉強をやめること。
健康的な生活を心掛けるのがいいです。

ストレス解消も大事です。ネットで遊ぶもよし、音楽を聴くもよし。
あまり自分を追い込まないことが大事です。

試験本番一週間前からは論文の答案練習もしませんでした。
論文式の答案というのは作成するのにかなりの集中力を費やしますから、あまり直前期に論文答案の練習をし過ぎると試験本番で疲労で力が出ないということも有り得ると思います。
こういう問題が来たらこう書こう、ああいう問題が来たらああ書こうというイメージトレーニングをする程度でいいのではないかと思います。

 

司法試験の心構え

司法試験の心構え
 
精神論にはしりすぎないこと

「司法試験の心構え」と銘打っておいて「精神論にはしりすぎないこと」というのも矛盾しているようですが、精神論にはしりすぎないことが大事な心構えであるという趣旨です。

ここでいう精神論とは、一つは「絶対受かるぞ」と言って自分にプレッシャーをかけるということです。
これはあまり良くないです。
厳しい競争試験である以上、「絶対受かる」ということは有りえません。
無駄に熱くなって、問題の大事なポイントを見落としてしまったら悔やむに悔やみきれません。
勝ちと負けがあるから勝負事は面白いのだ、くらいに頭を切り替えたほうがいいです。
例えばサッカーなどのスポーツで「みんな勝ち」だったら面白くないですね。
勝利に歓喜する者と敗北に涙する者がいるからこそ、見ごたえのある人間ドラマが生まれるわけです。
何もドラマを作るために試験を受けるわけじゃないぞと思われるかもしれませんが、そのくらいに考えておいたほうが変な空回りをしなくて済むという趣旨です。

もう一つ「自分はできるんだ・受かるんだ」というのも良くないです。
本当にできるんならそんなことを敢えて自分に言い聞かせなくても十分合格するでしょう。
勉強不足を妙な自己暗示で埋め合わせようとしても、試験会場で難しい問題に出会った瞬間、そんな自己暗示は吹き飛んでしまいます。
試験前で不安になる気持ちはわかります。
そんな不安から逃げるために「俺は大丈夫なんだ」と自分に言い聞かせたくなる気持ちもわかります。
でも、そこは敢えて自分の不安を直視すべきです。なぜ不安になるのか。
おそらく、直前の模試の点が低かったとか、あるいは苦手な分野があってそこを出題されたら落ちそうとかそういうことでしょう。
それであれば、低い点のついた模試をざっとでもいいので復習するとか、苦手な分野を薄い基本書で最低限のところだけ読み返しておくとか、そういうことをすべきです。
具体的な勉強をして不安の源を解消すべきです。
自分の不安から、下手に目を背けないことです。

あと、逆の極端として「どうせ落ちるから気楽に行こう」というのも良くないです。
実際に、試験前になぜか試験科目と関係ない勉強をしたり、受からない方向に自分を持っていこうとする人もいます。
これも良くないです。
要するに「どうせ駄目だ」と自分に言い聞かせることで、本当に負けた時の精神的な打撃を少しでも和らげようとしているのです。
でも、真剣に臨んで敗北するのと、あまり努力しないで敗北したのとでは得るものが違います。
試験問題との真剣な格闘は、結果的に不合格になった者に対しても多くの示唆を与えてくれます。
自信がないからといって逃げてしまわず、試験という師匠に胸を借りるつもりでぶつかってみるのがいいです。
真剣に臨んで敗北した場合は、後悔も少ないです。多少はああ書けばよかったとかこう書けば良かったというのはありますが、自分の姿勢について後悔することはありません。仮に司法試験を諦めて転身するにしても、きっぱりと諦めきれるでしょう。
あまり努力しないで敗北した時の心に去来するのは、敗北感以上に「もっとやれたんじゃないか」という気持ちです。納得の敗戦ではなくなってしまうので、仮に転身するとしても未練を残したまま転身することになります。

さらに、これも結構難しいかもしれませんが「完全燃焼」とか「自分の全力をぶつける」というのも、行き過ぎると良くないです。
試験問題というのは、予備校の問題とは少し違います。
予備校の問題は(私が知る限りは)学習の到達度を図るためにあります。出題の意図をそう深く考えなくても、大体この論点だろうというところで判例の提示とか論証をすれば点はくれます。特に直前期の論文式模試は、景気づけということなのか、比較的論点の見えやすく書きやすい問題が多いように思われます。
しかし、司法試験の問題は、そうではないです。
出題意図を読めるかどうかが勝負、というのは昔から良く言われることです。
大事なのは、自分の全力をぶつけることではなく、問題をきちんと分析して、適切な論理を展開することです。
ここで「完全燃焼!」とか「自分の全力をぶつける!」と意気込み過ぎている人は、多少論点がずれていても自分の得意な(たくさん書ける)論点に引っ張り込んでしまって、文字通り全力で記述するも実は出題の趣旨を外していた、ということになりかねません。
「完全燃焼」も「自分の全力をぶつける」も、いずれも自分中心に考えすぎなのです。
試験は、自分の実力を発揮させてくれるために存在するわけではありません。
あくまで出題者基準、「他人の土俵」なのです。
他人の作った迷路を解くような感覚で、慎重に問題を分析しましょう。
「全力で!」と言いすぎる人は遊園地にあるアトラクションの迷路の壁を飛び越えて進む(失格)のと同じです。

結局適度にリラックスして冷静に臨むのが一番良さそうですが、最後に「普段通り」「リラックス」と思いすぎるのも良くないです。
自分の将来がかかっている以上、普段通りの気分で行けるわけがないからです。
私も、論文試験の時は物凄く緊張しました。
最初の科目である憲法の問題用紙が配布されて試験開始の号令があるまでの間、ずっと緊張して頭は真っ白、心拍数が自分でもわかるくらい上がっていたのを、今でも覚えています。
ただ、問題を開いた瞬間からは、すっと問題に入っていくことができました。
緊張はしていましたが、試験前に緊張しきっていた分だけ、試験開始後は少し収まったような感じでした。
心の準備ができていないと、いかにリラックスしていても難しい問題を見た瞬間に頭が真っ白になってしまうでしょう。
適度に緊張するのもだいじなことです。


いろいろ言いましたが、けっきょくどうすればいいのかといえば、とりあえずあまり精神論的なことを言わず、自分を追い込み過ぎず甘やかしすぎずで、地道に勉強をしていたらそれでいいということです。
「必勝」などないのですから、人事を尽くして天命を待つくらいの心境で着実に頑張りましょう。
 
 

 

司法試験の後

司法試験の後
 
再現答案の作成とその後
司法試験終了後は、記憶が新しいうちに再現答案を作成することが大事です。

まずは,正しいとか間違っているとかの評価を加えず、試験場で書いた答案となるべく相違のない答案を書いて、できれば、滅失しないようにパソコン等でデータ化して保存しておくべきです。

細部を覚えていない時は(  )で表現しましょう。そう書いたような気がするという意味で目印をつけておくといいです。
例えば「違法ではない」と書いたか「適法である」と書いたか不明なときがあるとして、いずれの文章にしても文意は同じですが、再現答案上は「違法ではない(適法である)」と記載する形が良いと思います。

そして、再現が終わったら、各科目毎に、どういう思考を経てそのような答案を書いたのか、メモしておくとよいです。
憲法であれば「信教の自由の問題として処理しようかとも思ったが、出版という関連事情も含まれているので表現の自由をメインにして書いた」等です。
こういったメモというのは、再現答案の本編より重要なことがありますので、良く思いだして書くようにしましょう。

再現答案の作成の後で、論点を見落としたであるとか、論証と結論が矛盾していたかも知れないとか、引用条文を間違えたなど、悔いることがあればそれも書き残しておきましょう。

私が受験した当時(平成14年)は、5月に択一試験がありその合格者が7月中旬の論文試験を受けるというかたちでしたが、その後論文試験の合格発表までの間、いろいろな反省点や自分の勉強の仕方に対する反省を繰り返し何度も書いていった結果、大学ノート10冊分ほどの分量になりました。

司法試験直前期は、自分の勉強の仕方に「これでいいのだろうか」と不安を覚えても、どうしても大幅な修正はしづらいものですし、またそれで仕方ないと思います。

これに対して、司法試験の後は、最も虚心になって自分の勉強の仕方や自分の弱点を検討することができる時期です。
もし仮に不合格となっていたとしても、次の試験が一年後に迫っています。
その時に向けて反省すべき点は反省しておかなければなりません。
失敗して終わりではなくて失敗を成功に変えていく必要があります。
それはどんな仕事でも勉強でも同じことですが。
「一切振り返らない」というのは一見前向きに見えますが、言い換えれば反省すべき点から逃げてしまっているということでもあります。

「一切振り返らない」まで行かなくても、「しばらく、司法試験のことは忘れたい」という気持ちもあるかとは思いますが、試験時のテンションが残っているうちに、再現答案やメモ集を作成してしまうのがいいです。
再現答案を先に作成してしまえば、後は安心してゆっくり休養することができます。

充分休んだ後、司法試験の勉強を再開しなければならないが気分が乗らない…という時は、中学・高校の数学でも世界史でも何でもいいですが、法律学以外の勉強をやってみるのもいいと思います。
本格的にやるというよりは、一日のうち少しでも勉強をする習慣は残しておくという意味で有効です。10分でも20分でも、何かを勉強する習慣があるのとないのとでは大きな違いがあります。

私は、司法試験後の夏休みは、中学校時代に苦手だった図形分野の問題集を買って解いたりしていました。別分野の勉強をすることで、法律学だけに絞られていた視野が少し広まり、そこから新たな示唆を得ることができたようなところもあったので、悪くはなかったと思っています。

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